トルコのエルドアン大統領とウズベキスタンのミルジヨーエフ大統領は4月30日、ウズベキスタンの首都タシケントで会談を行い、30億ドルに上る投資プロジェクトを含む2国間協力を実施していくことで合意した。両首脳はまた、戦略的提携に関するハイレベル協議を毎年実施することを表明したほか、ウズベキスタンがテュルク諸語を母国語とする国で構成するテュルク協議会に参加することを明らかにした。
今回合意された2国間協力には25の項目が含まれる。そのうち投資については運輸、エネルギー及び観光など50のプロジェクトが実施される予定。エルドアン大統領は、トルコ国際協力調整庁(TIKA)がウズベキスタンに6,000万ドル規模の援助を実施することも明らかにした。
両国は、ウズベキスタンのカリモフ前大統領がトルコに対し反政府主義者を匿っているとして非難するなど、長年にわたり険悪な関係にあった。しかし同大統領が死去した直後の2016年11月にはエルドアン大統領がウズベキスタンを訪問、新たに就任したミルジヨーエフ大統領も昨年10月にトルコを訪れるなど関係改善に向けて動いてきた。