チェコ・エアロホールディングスの航空機整備子会社であるチェコ・エアラインズ・テクニクス(CSAT)とチェコ工科大学のマサリク高等研究所(MUVS)はこのほど、整備工程の改善・効率化に関する提携で基本合意を交わした。各種のプロジェクトを通して事業と教育の両分野での情報交換も行う。
CSATはMUVSとの合同プロジェクトを通じ、資源効率化ソリューションの開発など、処理能力向上につながる整備プロセスの構築に取り組む。学生側は大学での知識をもとに、CSATの指導者から実践技術を習得する機会を得る。
CSATは実践業務の改善で産学連携の効果に大きく期待している。プラハ工科大学とは昨年12月、同大の輸送学部と航空分野で提携した。また、複数の専門学校とも提携し、特にプラハの民間航空学校とは人材確保を目的とした独占提携契約を交わしている。
CSATは航空機および部品の整備、エンジニアリングなどを行う。顧客は系列航空会社のチェコ航空をはじめ、フィンランド航空、オランダのKLMおよび格安航空会社トランサヴィア、独ゲルマニア航空、伊ネオスなど。