ロシアの自動車大手ソラーズグループ(Sollers Group) が先ごろ発表した2017年12月期の連結決算(IFRS)は、売上高が前年同期比0.4%増の357億7,640万ルーブル(4億8,370万ユーロ)、EBITDAは33億7,700万ルーブルとなった。営業利益は21.2%減の17億8,800万ルーブル(2,420万ユーロ)、純利益は37.6%減の9億9,900万ルーブル(1,350万ユーロ)にとどまり、厳しい結果になった。不安定な国内市場のあおりを受けて傘下のワズ(WAZ)の売上が伸び悩んだことや、政府の自動車産業支援策の縮小が響いた。一方、米フォードのディーラーを通した販売が大きく伸びるなど明るい材料も出てきている。(1RUB=1.77JPY)