チェコ統計局(CSU)が10日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で1.9%上昇し、上げ幅は前月から0.2ポイント拡大した。インフレ率の上昇は7カ月ぶり。
構成比重の高い「住居・水道光熱費」が2.5%(前月は2.3%)、「自動車燃料含む運輸」は1.5%(前月は1.1%)上昇し、全体を押し上げた。「食品・非アルコール飲料」も1.8%値上がりした。「医療」(3.8%)、「アルコール飲料・タバコ」(同)、「ホテル・レストラン」(3.5%)も上昇幅が大きかった。
「郵便・通信」は2.2%、「衣料品・靴」は0.8%下落した。
同国の昨年のインフレ率は10月の2.9%をピークに下降を続け、先月は1.7%まで下がっていた。過去12カ月(2017年5月~18年4月)の平均インフレ率は2.3%。