ルーマニア中銀、インフレ見通し引き上げ

ルーマニア中央銀行は9日、2018年の予想インフレ率を従来の3.5%から3.6%に上方修正した。中銀の上限目標値(3.5%)を上回る水準となる。19年については0.1ポイント引き下げ、3%とした。

中銀のイサレスク総裁は「財政政策上の多くの浮き沈みがあり、インフレ目標を守ることは困難だ」と述べた。

同国のインフレ率は2月の4.7%から3月には5%へ上昇し、過去5年で最高の水準に達した。中銀は今月7日、インフレ率の上昇が続いていることから今年3度目となる利上げを実施し、主要政策金利を2.25%から2.5%に引き上げていた。

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