ポーランドGDP、1-3月は5.2 %増

ポーランド中央統計局(GUS)が5月30日発表した1-3月期(第1四半期)の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同期比5.2%増となり、伸び率は前期を0.3ポイント上回った。前期比(季節調整後)では1.6増だった。

経済成長のけん引力は内需で、前年同期比で6.8%増加した。特に活発だったのは資本形成で21%の大幅増となった。消費支出は前期を0.4ポイント下回る4.5%増。うち個人消費は4.8%増で、前期から0.2ポイント減速したものの堅調な水準を維持している。

GDP成長率に対する寄与度は個人消費が3ポイント、公共投資が0.6ポイント、固定資本形成が0.9ポイント、在庫が1.9ポイント。内需が大きく寄与した半面、純輸出の落ち込みで成長率は1.2ポイント押し下げられた。

同国の2017年のGDP成長率は4.6%で、前年の2.9%を大きく上回った。今年の成長見通しは世界銀行が4.2%、欧州委員会が4.3%と引き続き堅調を示唆。クヴィチンスキ投資開発相も4~5%を維持するとの見方だ。

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