チェコ私鉄レジオジェット、ボンバルディアから機関車調達

チェコの私鉄運営会社レジオジェットはこのほど、カナダの鉄道車両大手ボンバルディアの電気機関車「TRAXX」 を導入した。2週間のテスト走行を経て、9月からプラハ~ブラチスラバ(スロバキア)路線に投入する。将来的にはオーストリアのウィーン、スロバキア東部のコシツェ、同北部のジリナを結ぶ路線でも採用する計画だ。

レジオジェットは独シーメンスの機関車「ヴェクトロン」からTRAXXに切り替える。地元メディアによると8両を発注済みで、今夏にさらに2両が納品される。発注契約の追加オプション20両の部分行使も検討するもようだ。

TRAXXは複数の電圧に対応するマルチシステム機関車で、最高時速が160キロメートルに達する。高い走行安定性を誇り、ドイツ、スイス、イタリアの国鉄などが導入している。チェコおよびスロバキアでは今回が初導入となる。

レジオジェットは2011年に営業を開始し、プラハーオストラヴァーコシツェージリナ路線、ブラチスラバーコシツェ路線など4路線を運航する。現在、旅客列車10編成を保有する。

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