ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.8%増となり、上げ幅は前月から0.5ポイント拡大した。インフレ率の上昇は3カ月連続。
品目別では、自動車燃料を含む「その他の製品」が4.3%と大きく上昇したほか(前月は1.4%)、「アルコール飲料・たばこ」は5.2%、「食品」は3.8%拡大。「サービス」は1.7%、「その他の燃料・電力」は1.3%、「衣料品・靴」は0.8%値上がりした。
「耐久消費財」は1.2%下落した。
価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は2.4%で、前月から横ばいだった。
同国のインフレ率は昨年6月の1.9%を底に上昇に転じ、8月は2.6%まで上昇した。その後は2.5%~1.9%の間で推移していた。