チェコ統計局(CSU)が6日発表した4月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で5.5%増加した。同業生産高のプラスは2カ月ぶり。前月は1.5%のマイナスだった。前月比(物価・季節調整値)では0.9%減少した。新規受注高は前年同月比で0.6%の増加となった。
業種別に見ると、主要産業の自動車が11.4%伸びたほか、金属加工品が13.6%、電気設備が14.7%増加し、全体を押し上げた。衣料品(19.7%増)、その他の製造業(14.7%増)、その他の非金属鉱物製品(12.8%増)、機械・設備(11.2%増)、印刷・記録媒体(10%増)も拡大幅が大きかった。
一方、電気・ガス・スチーム・空調が18%と大きく減少したほか、その他の輸送機械(8.2%減)、ゴム・プラスチック製品(0.8%減)も振るわなかった。
4月の税込平均賃金は名目ベースで前年同月比9.2%増の3万4,437コルナ(約1,340ユーロ)だった。(1CZK=5.00JPY)