ウクライナ、カタールからLNG調達を検討

ウクライナのポロシェンコ大統領は5月31日、カタールのテレビ局アルジャジーラのインタビューに応じ、カタール政府との間で同国からの液化天然ガス(LNG)購入について交渉を行っていることを明らかにした。輸入に際してはポーランドで稼働している気化施設を利用するほか、トルコを経由して輸送することも検討中であると述べた。

同大統領はカタールとの交渉の場にトルコも加わるよう要請することでカタール側と一致したと述べ、天然ガスの供給元の多様化は国家安全保障に関わる問題だと強調した。また同大統領は、イスラム協力機構に同国がオブザーバーとして参加することができるよう働きかけを行っていることも明らかにした。

ポロシェンコ大統領は今年3月にカタールを訪問し、投資促進や課税逃れの防止、二重課税防止条約、ビザの相互免除、軍事分野での技術協力など6分野における協力協定を締結している。

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