ハンガリーのタイヤ業界、今春の売上高が過去10年で最高に

ハンガリーのタイヤ業界では、この春のタイヤ交換シーズンの業界売上高が、過去10年で最高を記録しそうだ。人手不足を背景に交換工賃が上昇しているのが主な理由で、オンラインショップで購入し、業者に交換を依頼する人も増えているという。

独タイヤ大手コンチネンタルのハンガリー子会社によると、今年は気候の関係で夏タイヤ販売が例年より1カ月遅い4月に本格化した。しかし、販売提携先の声を総合すると、昨年より3~5%の増収となる見込みという。

その理由は、主に交換工賃が高くなっていることにある。人手不足で2~3週間待たないとタイヤが交換できないケースも出ているほどだ。オンライン販売も伸びているが、交換は業者に頼む人が多く、結果として業界売上高を押し上げている。

タイヤ販売の傾向としては、SUV(スポーツタイプ多目的車)を中心に新車販売が伸びていることで、四駆タイヤの売れ行きもよくなっている。また、サイズ別では15インチが最も売れている。

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