独車部品BHTCがブルガリア拡張、エアコン装置の生産能力強化

独自動車部品メーカーのベーア・ヘラー・サーモコントロール(BHTC)がブルガリアの生産・物流拠点を拡張する。南東欧英字紙『SeeNews』が13日に伝えたもので、車載エアコンの制御装置やブラックボックスの生産能力を80%引き上げる。完工は2019年3月の予定で、150人を新規雇用する。投資額は不明。

BHTCのブルガリア拠点はソフィア近郊のボズリシュテ経済特区にある。設立は2013年で、研究開発(R&D)部門を含めた従業員数は420人。ダイムラー、ルノー、スカニア、フォルクスワーゲン(VW)などに製品を供給している。

BHTCは1999年、自動車用空調機器やエンジン冷却システム大手のベーアと、自動車照明・電子部品大手ヘラーのドイツ2社が折半出資で設立した。ブルガリアはBHTCにとりドイツ以外で唯一の欧州生産拠点となっている。

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