英たばこ大手BAT、ルーマニア増強に8億ユーロ

英たばこ大手のブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は11日、ルーマニア南部プロイェシュティの工場を拡張すると発表した。今後5年間で8億ユーロを投じ、健康への負担が少ないとされる加熱式たばこ「Neostiks」などの次世代たばこの生産棟を整備する。完成後の床面積は7,000平方メートルで、新規雇用は200人。同製品を生産する唯一の欧州拠点となる。

NeostiksはBATのたばこ加熱装置「グロー(glo)」に挿入して使用する。同社で欧州・北アフリカ地域を統括するタデウ・マロッコ氏は「BATは愛煙家のために、たばこ加熱装置、電子たばこ、噛みたばこなどの健康負担の少ない製品を幅広く提供することを目的としており、過去5年間、16か国でこれらの製品を市場投入してきた。今年下半期にはさらに市場開拓する計画だ」と述べた。

BATは次世代製品(NGPs)による総利益を今年末までに10億ポンド超、22年までに50億ポンド超に拡大することを目指す。

上部へスクロール