中国家電大手の中国海信集団(ハイセンス)は6月28日、スロベニア同業ゴレニアに対する出資比率を株式公開買い付け(TOB)を通じて32.96%から95.42%へ引き上げたと発表した。取引額は1株あたり12ユーロ。総額で1億8,301万ユーロに上る。
ゴレニアは激戦の家電業界で生き残り、長期的な成長を実現するため、身売りと戦略提携に踏み切ることを決定。今年5月に提携先として中国海信を選んだ。ゴレニアに10.74%を出資していたパナソニックも、今回のTOBを通じて持ち株をすべてハイセンスに売却した。