ロシアがイランとの関係を強化、500億ドルの投資を計画

米国による制裁を懸念して欧米企業がイランとのエネルギー取引から手を引くなか、ロシアが同国との関係強化を図っている。イランのアリアクバル・ヴェラヤティ国際問題政府上級顧問によると、ロシアは同国の石油ガス産業に500億米ドルを投資する姿勢だ。

ヴェラヤティ顧問は、あるロシアの石油企業が400億ドルの投資協定をイラン政府と結んだと話した。また、イラン政府筋によると、ロスネフチとガスプロムもイラン石油省と100億ドル規模の契約に向けた交渉を進めている。ロシア政府筋も500億ドル規模の対イラン投資計画を事実と認めている。

ロシアのノヴァク・エネルギー相が別に明らかにしたところによると、ロシア政府はイランの石油と引き換えにロシアから物資を供給する可能性について、法制面での検討を進めている。

上部へスクロール