ハンガリー鉱工業生産の上げ幅が大きく縮小、5月は0.4%に

ハンガリー中央統計局(KSH)が12日発表した5月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で0.4%増加し、2カ月連続でプラスとなったものの、上げ幅は前月の7.8%から7.4ポイント縮小した。

分野別にみると、構成比重がダントツで大きい製造業は増加幅が0.6%にとどまり、前月(8.1%)を7.5ポイント下回った。鉱山・採石業は38%増と大幅に拡大。エネルギー業は8.9%減少した。

製造業では同業生産高の約3割を占める「輸送機器(自動車含む)」が5.2%落ち込んだほか、機械・設備が20.1%減少して足かせとなった。

一方、「ゴム・プラスチック・非金属鉱物」は11.8%、「ベースメタル・金属加工品」は9.9%、「コンピューター・電子・光学製品」は4.9%、「食品・飲料・たばこ」は4.8%拡大した。

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