独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW) はこのほど、ロシア商用車大手GAZグループのニージニーノブゴロド工場で委託生産しているVW「ジェッタ」の現行モデルの生産を終了した。VWは新型「ジェッタ」を2019年に発売する予定。現行モデルの在庫が多く残っているため、生産終了により、新モデルの発売までに在庫を整理する。また、新型「ジェッタ」はロシアと東欧諸国で輸入販売に切り替えるもよう。独業界誌『オートモビルプロダクション』が報じた。「ジェッタ」はコンパクトクラスのセダンで、西欧に比べセダンの人気が高いロシアや東欧市場で販売しているが、西欧市場では現在、販売していない。なお、VWはメキシコ工場で「ジェッタ」を生産しており、特に米国市場で同モデルの販売を強化する方針を示している。