ルーマニア政府、造船最大手の過半数株主に

ルーマニア経済省は23日、オランダのダーメン造船から国内造船最大手の大宇マンガリア重工業(DMHI)の株式2%を追加取得し、出資比率を51%に引き上げたと発表した。経営は引き続きダーメンが担う。

DMHIは1997年に韓国大宇造船海洋とルーマニア国営造船所2マイ・マンガリアとの合弁会社として設立された。昨年11月にダーメン造船が大宇造船からDMHI株51%を買収することで同社と合意したが、合弁契約上、2マイが先買い権を保有していたため、政府がダーメンに対して2%の追加取得を認めるよう求めていた。

ルーマニア政府とダーメンは今年3月に◇ダーメンが2%を2マイに譲渡◇経営権はダーメンに認める――ことで合意。今回、その手続きが完了した。

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