ロシア航空大手S7、燃料調達にスマートコントラクトを導入

ロシアの国内線最大手S7航空は24日、国営石油大手ガスプロムネフチからの燃料調達に、ブロックチェーン技術をベースにしたスマートコントラクト(自動契約システム)を採用すると発表した。契約手続きを自動化し、燃料の供給、給油、決済業務の効率化を図る。ロシアでこの種のシステムが実用化されるのは今回が初めてという。

S7は、「自動契約システムを使うことで、代金の前払いや銀行保証が要らなくなり、関連リスクも低下する」と利点を強調する。「取引・決済の透明性が高まり、人の手を頼っていた多くの手続きが不要になり、取引が迅速化する」と説明している。

S7は2016年以来、ロシアのアルファバンクと法人間決済へのスマートコントラクト導入で提携している。

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