独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは6日、ハンガリー北東部のエゲル工場に設置した新工場棟の開所式を行った。新施設では乗用車向けの8段自動変速装置(AT)を生産する。投資額は315億フォリント(9,670万ユーロ)で、政府から67億フォリントの助成を受けた。
新工場棟は面積4万平方メートル。年産規模15万台でスタートし、数年以内に50万台へ拡大する計画だ。来年末までに770人超を新規採用し、エゲル工場の従業員数を2,035人超へ引き上げる。
ZFのハンケル取締役は同工場を拡張する決定に際して、変速装置の製造経験がある人材が豊富なことや、良好なインフラが決め手となったと話した。(1HUF=0.39JPY)