ハンガリー中央統計局(KSH)が5日発表した2018年4-6月期(第2四半期)の国内総生産(GDP、速報値)は前年同期比4.8%増となり、上げ幅は前期の4.4%から0.4ポイント拡大した。これは2005年10-12月期(第4四半期、4.9%)以来の高い水準。市場は4.6%の増加を予測していた。プラス成長は21四半期連続。季節・暦調整後では前年同期比で4.6%、前期比で1%、それぞれ増加した。
分野別では農業が前期の0.6%減から3.2%の増加に転じた。製造業も3.6%拡大した。サービス業は4.3%伸びたものの前月(4.9%増)からは縮小した。最も大きく伸びたのは建設業(23.7%増)だった。
最終消費支出は4%増。うち個人消費が4.3%増、政府支出が1.9%増だった。活発な建設・設備投資を追い風に、総固定資本形成は15%増加した。
貿易収支は輸出が6.2%増、輸入が7.5%増で、8,270億フォリント(25億2,890万ユーロ)の輸出超となった。(1HUF=0.40JPY)