ポーランドの複合企業パギェデ(Paged)グループがエストニアの複合企業カーモスから同国の合板メーカー、バルモス(を買収した。現地英字紙『バルティック・コース』が先ごろ報じた。投資額は明らかになっていない。バルモスは家具用バーチ合板の世界的メーカーで製品の97%を輸出している。
パギェデは木材加工や家具も手掛けている。同グループの関係者は買収の理由について、バルモスは同地域における高品質ベニヤ板の主要メーカーであり、事業拡大の余地は大きいと述べた。
バルモスは2000年設立で、エストニアにおけるベニヤ板最大手。製品のほとんどを海外の合板及び家具メーカーに輸出している。輸出先は中東欧のほか、北米、アジアがある。昨年の売上高は1,130万ユーロ、営業利益(EBITDA)は170万ユーロだった。従業員数は200人。