ポーランド国営石油大手PGNiGは23日、ノルウェーの国営石油ガス会社エクイノール(旧スタトイル)から同国領北海のトンメリテンアルファガス田の権益42.38%を取得すると発表した。取引額は2億2,000万ドル。PGNiGのヴォズニアク最高経営責任者(CEO)は声明で、ガスの搬出には現在計画中のデンマークを経由して北海とポーランドを結ぶノルディック・パイプを利用すると述べた。
同国は天然ガスのロシアへの依存度を引き下げるため輸入元の多角化を進めている。同社はこの10月に米国から液化天然ガス(LNG)を購入する長期契約を締結している。