トルコの家電大手アルチェリク(Arcelik)は24日、同国北西部のチェルケスキョイでデジタル技術を活用したテレビ工場を開所した。年産能力は320万台で、製品の65%を輸出する。投資額は5億リラ(7,650万ユーロ)。
ブルグル最高経営責任者(CEO)はロイター通信に、「我々は新興市場、特にアジア、中東、アフリカ地域に注力していく」と述べた。国外企業の買収を通じて現地ブランドで事業を展開していく戦略だ。
同社はトルコ最大の財閥系複合企業であるコチ・ホールディングの子会社。ベコ(Beko)やグルンディッヒ(Grundig)のブランド名で洗濯機や冷蔵庫を製造・販売している。(1TRY=19.64JPY)