医療機器大手の英インターサージカルがリトアニアに追加投資する。東部パブラデ工場に自動倉庫を新設するほか、北東部ヴィサギナスに新工場を建設する。今年と来年の2年間で両拠点に最大5,000万ユーロを投じる計画だ。
パブラデ工場では2,000万ユーロをかけて使い捨て呼吸器系医療器の自動倉庫を整備する。自動化により従業員の力をより効率的に活用する狙い。倉庫設備はスペインのメタルックス(Metalux)から調達する。来年末までに完成する予定だ。
ヴィサギナスでは最低1,000万ユーロを投じて新工場を建設する。同地には欧州連合(EU)加盟の条件として閉鎖された原発があり、元従業員の再就職先として期待が強まる。
インターサージカルは製品の99%を輸出する。欧州諸国、米国、日本、アジア、アフリカなど100カ国以上に供給している。