ハンガリー中央統計局(KSH)が8日発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.8%増となり、上げ幅は前月から0.2ポイント拡大した。これは2012年12月(5%)以来の高水準。原油価格の高騰により燃料などの輸入価格が押し上げられた。インフレ率の上昇は2カ月連続で、今年3月からの上げ幅の合計は1.9ポイントに上る。
上昇率が最も大きかった項目は自動車燃料を含む「その他の製品」で7.8%に上った。「アルコール飲料・たばこ」(5.1%)と「食品」(4.6%)も平均を上回っている。「サービス」は1.9%、「その他の燃料・電力」は1.3%、「衣料品・靴」は0.8%、「耐久消費財」は0.2%上昇した。
価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は2.6%で、前月から0.2ポイント上昇した。