仏トタル、黒海オフショア鉱区で3本目の試掘井掘削

仏石油大手トタルは7日、ブルガリアの黒海オフショア鉱区「1-21ハン・アスパルフ」で3本目となる試掘井「メルニク1」の掘削を開始したと発表した。英海底油田掘削大手のノーブルを通じて作業を行う。

「1-21ハン・アスパルフ」鉱区は黒海西部に位置し、面積は1万4,220平方キロメートル、水深は最も深いところで2,200メートルに達する。トタルが同鉱区の権益40%を握るほか、オーストリアのOMVと西レプソルが各30%を保有している。

3社は2012年に同鉱区の探鉱免許を取得した。契約に定められた投資規模は10億ユーロ強。今年3月には探鉱免許が2年延長され、3社は追加的物理探査に300万ユーロを支出することとなった。