エストニアIT企業、蘭政府からセキュリティーソリューションを受注

エストニアのソフトウエア開発企業ガードタイム(Guardtime)はこのほど、オランダ政府からブロックチェーン型サイバーセキュリティ・ソリューションを受注した。来年の電子サービス用の新プラットホームの立ち上げに伴い導入されるもので、データ改ざん・不正使用が難しくなる。

ソリューションの中核を担うのは、ガードタイムのブロックチェーン技術「キーレス・シグニチャー・インフラストラクチャー(KSI)」だ。データ変更の履歴、日時、変更者を自動的に記録し、改ざんや不正使用を即座に検出できる。

エストニアではガードタイムのソリューションが2012年以来、使用されている。その実績がオランダ政府の目に留まり、今回の受注につながった。同ソリューションは、エストニアの政府広報、地籍簿、商業登記簿のほか、米軍や軍需世界最大手のロッキードマーティン、通信設備のエリクソンでも導入されている。

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