チェコ統計局(CSU)が14日発表した2018年7-9月期(第3四半期)の国内総生産(GDP、速報値)は、実質ベースで前年同期比2.3%増にとどまった。市場と中央銀行の予測(それぞれ2.6%、2.7%)を下回ったほか、前四半期の実績からも0.1ポイント減少し、景気が減速している様子がうかがわれる。
CSUによると、個人消費と政府支出を中心とする内需と、輸出が成長を牽引した。詳細は今月末に発表されるが、蘭ING銀の経済金融サイト「INGシンク」は、GDPが予想を下回った理由として、◇在庫品減◇投資の不振◇9月の欧州排ガス規制強化による自動車産業への影響――が考えられると分析している。