ハンガリーで中古車需要が拡大

ハンガリーの中古車販売プラットホーム「ハスナルトアウト」によると、同国では200万フォリント(80万円)未満の中古車を中心に自動車の需要が高まっている。スズキ「スウィフト」やフォード「フォーカス」が人気だ。

乗用車の新車販売台数は今年1-9月期に10万4,617台となり、前年同期に比べ26.5%増加した。中古車輸入台数は4%増の12万5台だった。国内中古車販売台数は13.7%増の57万3,722台に上った。

50万フォリント未満では「スウィフト」、100万フォリント未満では「フォーカス」の人気が高い。それ以外の価格帯では人気が突出するモデルはなかった。

ハスナルトアウトは1日30万人弱のサイト訪問者の検索行動を基に市場の傾向を分析した。1日の検索件数は500万回、ユーザーの平均滞在時間は16分16秒だった。広告を出した人の91%が1週間以内に電話またはメールで照会を受けている。

ほとんどのユーザーがブランドやモデル、製造年、燃料、予算を入力するため、より詳しい分析が可能になるという。ただ、比較的安い自動車では購入目的でサイトを閲覧する人が多いのに対し、アウディ「A4」などの高価格帯モデルでは好奇心で見ている人も一定数いるようだ。

同サイトでは、「走るけれども登録などの事務手続きが必要な」5万フォリントの中古車から、10億フォリントを超えるフェラーリ「ラ・フェラーリ」、ブガッティ「シロン」、マクラーレン「P1」まで、あらゆる価格帯の自動車が売りに出されている。(1HUF=0.40JPY)

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