トルコの経済信頼感指数、4カ月ぶり上昇も水準はなお低く

トルコ統計局(TUIK)が11月29日発表した同月の経済信頼感指数は73.7となり、10月の67.5から6.2ポイント上昇した。同指数の上昇は4カ月ぶりだが、分岐点となる100を8カ月連続で割り込んでおり、依然として悲観的な判断が強い。

構成指数をみると、消費者指数(59.6)が前月から2.3ポイント、工業指数(96.8)が5.7ポイント、サービス指数(79.8)が4.1ポイント、流通指数(90.7)が3ポイントそれぞれ改善した。建設指数は2.1ポイント減の56.6に悪化した。

トルコ経済信頼感指数は100を分岐点に、それ以上だと楽観的、以下だと悲観的な判断を示す。同指数は今年1月(104.9)から減少を続け、4月(98.3)に100を割り込んだ。その後、通貨リラ安や米国の追加関税措置などを背景に、10月は2009年1月以来の低水準に落ち込んでいた。

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