独車部品シェフラー、ハンガリーでベアリング生産増強

独自動車部品大手シェフラーのベアリング事業会社FAGは16日、ハンガリー東部のデブレツェン工場に、最新技術を導入した新生産棟を開設した。これによって同工場の生産能力は50%拡大する。

ハンガリーのシーヤールト外務貿易相によると、投資額250億フォリント(7,790万ユーロ)のうち32億フォリントを政府が助成した。

FAGは1999年にハンガリー子会社を設立。乗用車向け軸受け部品の需要増加を受けて、2017年5月にデブレツェン工場で新生産棟の建設に着手した。生産施設面積は2万5,000平方メートル増加し、工場全体で5万8,000平方メートルに拡大した。

年産能力はテーパーローラーベアリング(円すいころ軸受)が2,500万個、テーパーローラーが5億本。約500人を新規雇用し、総従業員数は1,600人に増えた。業況によっては今後数年で2,000人に増える可能性もある。(1HUF=0.39JPY)

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