独航空部品メーカーのディール、ハンガリーに技術サポート拠点

ドイツ複合テクノロジー企業ディールの航空機部品部門であるディール・エヴィエーションのハンガリー子会社が1月末、国内東部のデブレツェンにエンジニアリング・サポートセンター(ESC)を開所した。シーヤールト外務貿易相によると、投資額28億フォリント(890万ユーロ)のうち9億6,800万フォリントを政府助成で賄った。

ディール・エヴィエーションはドイツ国内のESCで全社的なエンジニアリング、顧客サービス、調達、管理などの業務をサポートしているが、好調な事業展開を受けて処理能力の増強が必要になった。デブレツェンを新ESC拠点に選んだ理由は、ニールバートル工場に近く、現地の大学から有能な人材を獲得しやすいため。従業員数は当面60人で、20年までに技術専門職120人を含めて約150人に増員する計画だ。

ディール・エヴィエーションは従業員数約5,400人で、航空機システムや客室設備を手掛ける。エアバス、ボーイング、ボンバルディアなどの航空機メーカーや、航空会社、民間機オペレーターを顧客に持つ。ハンガリー子会社は主にエアバス社向けの空気分配システムを製造する。(1HUF=0.40JPY)

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