独たばこ機械大手ハウニ、ハンガリー工場拡張

独たばこ製造機械大手のハウニがハンガリー南部のペーチ工場を拡張する。現地子会社のカトナ社長がこのほど明らかにしたもので、生産能力の増強と工程の効率化のため新技術の導入などに57億フォリント(1,790万ユーロ)を投資する。このうち9億7,700万フォリントを政府の助成で賄う。2020年の完工と約100人の雇用創出を見込む。

ハウニは1994年、現地の同業買収によりハンガリーに進出。過去25年間で施設刷新に310億フォリントを投じてきた。たばこの製造機械およびプラント製造・組立、金属プレート加工などを手掛ける。従業員数は現在1,150人。2017年の売上高は前年比21%増の1億900万ユーロ、純利益は69%増の860万ユーロだった。

ハウニは独機械大手ケルバー・グループ傘下で、たばこ業界向けに機械製造および技術サービスを提供する。国外にはフランス、英国、イタリア、米国、マレーシアにも工場があり、ハンガリーは中東欧・ロシア事業の拠点となっている。(1HUF=0.39JPY)

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