ロシアでインフレ加速、1月は5%に

ロシアで物価上昇が加速している。食品やサービスの値上がりによるもので、連邦統計局(ロススタット)が6日発表した1月のインフレ率は前年同月比5%となり、前月の4.3%から0.7ポイント上昇した。今年は付加価値税(VAT)増税や通貨ルーブル安の価格転嫁などにより、インフレ率のさらなる上昇が予測されている。

食品の価格上昇率は5.5%、サービスは5%、ノンフード製品は4.5%だった。

同国中央銀行はインフレ率が今年3~4月に5.5~6%でピークを記録し、2020年中に目標値の4%へ低下すると予測している。

中銀はインフレ加速を受けて8日、政策金利を7.75%で据え置くことを決定した。昨年2月と3月に2カ月連続で合計0.5ポイント利下げしていたが、インフレ予防措置として9月と12月に再び合計0.5ポイント引き上げた経緯がある。

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