ウクライナの家電メーカー、冷蔵庫生産を開始

ウクライナの大手家電メーカーKTDグループは5日、同国中部のチェルカーシ工場で冷蔵庫生産を開始する計画を明らかにした。今後2カ月以内に製造ラインを稼働させ、最大で年間30万台を製造する。当初は2017年の稼働開始が予定されていた。

同社は2009年にチェルカ―シ州カニフに洗濯機工場を開設後、独家電ブランドのサターン(Saturn)向けにテレビや冷蔵庫、調理機器などをOEM生産してきた。チェルカーシ工場では電気コンロや暖房機器を製造している。KTDはこのほか、自社ブランドのSTやラレッティ(Laretti)などを持つ。

ウクライナの家電市場における同社のシェアは14%。中国、台湾及びトルコにも工場を持つほか、アラブ首長国連邦(UAE)やチュニジアなど13か国に事務所を構える。

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