独エンメックがハンガリー工場拡張、自動運転車用部品を生産

独自動車部品メーカーのエンメックがハンガリーのブダペスト近郊にあるペーツェル工場を拡張する。シーヤールト外務貿易相がこのほど明らかにしたもので、投資額64億フォリント(2,020万ユーロ)のうち6億4,100万フォリントを政府の助成で賄う。

エンメックはフレキシブルプリント基板(FPC)を使ったメカトロニクス製品を自動車メーカーに供給している。親会社メクテック・ヨーロッパのボヒトラー社長によると、新生産棟は今年10月に操業を開始する見通しで、自動運転車用センサーとバッテリー部品を製造する。商品開発には現地の技術者も加わる予定。

エンメックの前身はNOKと独フロイデンベルクの合弁会社で、2016年にNOK傘下のFPC製造大手、日本メクトロンが自動車部品事業の強化を目的に、子会社メクテックを通してフロイデンベルクの出資シェア(50%)を取得した。エンメック・ハンガリー子会社の17年売上高は120億フォリント、税引き利益は2億1,400万フォリント(70万ユーロ)。(1HUF=0.40JPY)

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