トルクメニスタンの首都アシガバードで先月14日からダークカラーの自動車の取り締まりが再開されたもようだ。交通警察に停められた自動車はレッカー移動され、6,000~1万マナト(18万9,000円~31万5,000円)をかけて明るい色に塗装し直さなければならないという。
女性ドライバーも災難だ。17日以降、女性が運転する車が、やはり交通警察の調べを受けるようになった。自動車を隅々まで調べて、救急セットや消火器、スペアタイヤ、ジャッキ、三角表示板を積んでいないなどの理由でやはりレッカー移動されてしまう。「女性だから」とは言われないが、女性ドライバーばかり取り締まられることで「どうやらそういうことらしい」と推測されている。
アシガバードの中心にある中立大通りだけでもレッカー移動に遭った車は20台、市全体では90~120台ほどに上ったという。
これらの「禁止」は法に基づくものではなく、口頭で当局に伝えられ、取り締まりが始まる。国民は取り締まられて初めてその事実を知る。
過去にもこのような形で、白以外の車、女性ドライバー、あごひげ、夜間外出などが禁止された例がある。自動車の色については、大統領の好きな色が白だからという評判だ。(1TMT=30.68JPY)