チェコ統計局(CSU)が15日発表した1月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で1.1%減少し、2カ月連続のマイナスとなったものの、下げ幅は前月から0.3ポイント縮小した。前月比(物価・季節調整値)では1.3%の減少、新規受注高は前年同月比で1.9%の増加だった。
業種別にみると、主要産業の「自動車」が6.9%落ち込んだほか、「ゴム・プラスチック製品」は5.9%、「家具を除く木材・コルク加工品・わら製品」は17.9%減少して全体を押し下げた。「その他の非金属鉱物製品」(9.4%減)、「印刷・記録媒体」(6.6%減)、「ベースメタル」(5%減)、「化学・化学製品」(4.4%)、「機械・設備」(3.2%減)も振るわなかった。
一方、「電気・ガス・スチーム・空調」が16%拡大したほか、「基礎医薬品・医薬品製剤」は22.9%増と大きく増加。「食品」(6.8%増)も堅調だった。