ロボットを使った定型業務の自動化(RPA)ソリューションを手がけるルーマニアの新興企業ユーアイパス(UiPath)は3月26日、同社初のイマージョン・ラボをブカレストに開設した。投資額は50万ユーロ。年内に印バンガロール、米シアトル、東京などにも設ける予定だ。
イマージョン・ラボは顧客や提携先に対し、制御された環境下で事業シナリオを試す機会を提供し、RPA活用の可能性を感じてもらうことを目的としている。ブカレストのラボは欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域を管轄する。
ユーアイパスは2005年、ルーマニアの起業家であるダニエル・ディネス、マリウス・トゥルカの両氏によってブカレストで設立された。現在は本社を米ニューヨークに置き、全世界で2,500人を雇用する。昨年、3度目の資金調達を実施し、ルーマニア企業として初の「ユニコーン(評価額10億ドル超の株式未公開企業)」となった。