スイス企業、エストニアにエタノール工場設置

スイス・ジュネーブに本拠を置く産業グループ、ラークウォーター(Larkwater Group)がエストニア北西部のパルディスキに欧州最大級のメタノール工場を設置する計画だ。投資額は10億ユーロ。現地英字紙『バルチックコース』が3日伝えた。

ラークウォーターによると、メタノール工場の日産能力は5,000トンで、年商規模は8億ユーロと予想される。

同社は立地としてエストニアのほか、ラトビア、リトアニア、ポーランドも検討していた。ミッコネン社長はパルディスキを選んだ理由として◇液化天然ガス(LNG)ターミナルの建設計画◇エストニア・フィンランド天然ガス海底パイプライン「バルチック・コネクト」の上陸地◇深水港の存在◇鉄道・道路インフラが整っている――を挙げた。エストニアの簡易税制、特に再投資した利益には課税されない仕組みも魅力という。

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