チェコ3月鉱工業、0.1%の増加

チェコ統計局(CSU)が9日発表した3月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で0.1%の増加にとどまり、上げ幅は前月(1.5%)から1.4ポイント縮小した。前月比(物価・季節調整値)では0.1%の減少、新規受注高は前年同月比で6%の増加だった。

業種別にみると、主要産業の「自動車」が前月までのマイナスから3.7%のプラスに転じたほか、「コンピューター・電子・光学機器」は14.5%、「機械・設備」は2.9%増加して全体に貢献した。上昇幅が最も大きかったのは「基礎医薬品・医薬品製剤」(17.7%)。「その他の輸送機械」(5.4%)「皮革・皮革製品」(4.6%)、「衣類」(3%)も好調だった。

一方、「電気・ガス・スチーム・空調」は13.8%減と大幅に後退したほか、「機械設備の修理・設置サービス」(7.4%減)、「ベースメタル」(4.3%減)が足かせとなった。「家具」は3.3%、「家具を除く木材・コルク加工品・わら製品」は2.7%、「鉱業・採石」は2.1%落ち込んだ。

3月の税込平均賃金の上昇率は前年同月比で5.2%だった。

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