ロシア特殊化学のホマ、合成樹脂エマルションの生産を強化

ロシアの特殊化学メーカーであるホマ(Homa)が合成樹脂エマルションの増産計画を進めている。総額4億5,000万ルーブル(200万ユーロ)を投じて生産能力を2.5倍に引き上げる狙い。費用は産業開発基金(FRPRF)からの融資(1億5,000万ルーブル)などでまかなう。

ホマの二―ジニー・ノヴゴロド州ジェルジンスク工場では昨年、アクリルエマルション・プラントが稼働。先月末にはポリ酢酸ビニル(PVAC)・エマルション生産施設の近代化・拡張工事が完了した。2021年までにポリウレタンエマルションの新生産ラインが稼働する予定だ。

ホマによると、増産は国内木材加工・家具産業における需要拡大に対応するもの。また、カザフスタン、ベラルーシ、アルメニア、ウズベキスタン、イランなどへの輸出も狙っている。(1RUB=1.67JPY)