チェコの4月インフレ率2.8%、5カ月ぶり低下

チェコ統計局(CSU)が13日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.8%上昇し、上げ幅は前月から0.2ポイント縮小した。インフレ率の低下は5カ月ぶり。

上げ幅は「アルコール飲料・たばこ」が前月(3.6%)から2.5ポイント減の1.1%となったほか、構成比重の高い「住居・水道光熱費」は同0.1ポイント減の5.8%、「食品・非アルコール飲料」は同0.1ポイント減の1.8%にとどまり全体を押し下げた。「衣料品・靴」は2.1%、「郵便・通信」は1.3%下落した。

自動車燃料含む「運輸」は1.7%値上がりした。ほかに上昇幅が大きかったのは「その他の商品・サービス」(4.3%)、「ホテル・レストラン」(3.9%)、「医療」(3.7%)、「教育」(2.2%)。

同国のインフレ率は昨年6月の2.6%をピークに12月には2%まで低下したものの、その後は上昇に転じていた。過去12カ月(2018年5月~19年4月)の平均インフレ率は2.4%。

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