スロバキア4月インフレ率2.3%、4カ月ぶり低下

スロバキア統計局が15日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.3%上昇し、上げ幅は前月(2.7%)から0.4ポイント縮小した。インフレ率の低下は4カ月ぶり。価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率は1.9%で、前月から0.5ポイント縮小した。

項目別では「運輸(自動車用燃料を含む)」が前月の0.9%増から1.6%の減少に転じたほか、「住宅・上下水道・電気・ガス・その他の燃料」の上昇幅が4.1%(前月は4.2%)、「宿泊・外食」は3.6%(同3.7%)、「食品・非アルコール飲料」は2.9%(同3.1%)にとどまり全体を押し下げた。ほかに上昇幅が大きかったのは「雑貨・サービス」(2.7%)、「医療」(2.4%)、「アルコール飲料・たばこ」(1.8%)、「家具・家庭用機器・住宅補修」(1.5%)、「娯楽・文化」(1.4%)。「教育」(1%増)、「通信」(0.8%増)、「衣類・靴」(0.6%増)も値上がりした。

同国のインフレ率は昨年4月の2.9%をピークに、12月に1.9%まで低下。その後3カ月連続で上昇していた。

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