米ATM大手のNCR、セルビア開発拠点に着工

米ATM・金融システム大手のNCRは14日、セルビアの首都ベオグラードでキャンパス型開発拠点(コーポレートキャンパス)の鍬入れ式を行った。3万平方メートルの敷地に地上8階・地下2階のオフィスビルを建設する。投資額は約9,000万ドルで、政府から1,400万ユーロの助成を受ける。2021年の完工を予定する。

新拠点は地域統括拠点としての機能も果たす。オフィスビルは地下に駐車場、地上1階に小売店やケータリングサービス店舗を備え、2~8階がオフィスとなる。

NCRはすでにベオグラードで3,135人を雇用するが、新拠点の稼働後、さらに1,000人を追加採用する方針だ。ヘイフォード会長兼CEO(最高経営責任者)はセルビアに投資する理由として、良好な投資環境と優秀な労働力を挙げ、同社の拠点のうち、ベオグラードが最も従業員が多いことを強調した。