印後発医薬品大手シプラ、ベラルーシと製薬プロジェクトで提携

インド後発医薬品大手シプラ(Cipla)とベラルーシ国立科学アカデミー(NASB)の製薬提携が動き出した。NASBのグサコフ所長がこのほどインドのチョカーニ在ベラルーシ名誉領事と会談し、NASB付設製薬会社アカデムファームの敷地内に共同設立する研究開発(R&D)センターや、協力体制などについて話し合った。ベラルーシ国営通信社ベルタが15日報じた。

製薬提携は製品の構想から製造まで及び、HIV感染症(エイズ)、BおよびC型肝炎、アルツハイマー症、肺動脈性肺高血圧症(PAH)などの治療薬を対象とする。製造に際しては微粒子化、ドライ造粒、多層錠など刷新的な製剤ソリューションを採用する計画で、現在は新生産施設の設計を進めている。

シプラはアカデムファームと2016年から協力関係にあることを背景に、昨年8月、NASBと提携で合意した。医薬品原料および設備はインドから調達し、2020年春にR&Dセンターを開所する計画だ。シプラは同プロジェクトに100万ドルを投資している。

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