ロシア連邦統計局(ロススタット)が先ごろ発表した4月の失業率は4.7%となり、前月の4.9%から0.2ポイント改善した。モスクワなど地域によっては完全雇用状態になっている。
過去3カ月の平均失業率を地域別にみると、北カフカスのイングーシ共和国が26.3%と最も高かった。ダゲスタン共和国(14.1%)、チェチェン共和国(13.7%)、トゥヴァ共和国(12.6%)、カラチャイ・チェルケス共和国(12.6%)、カバルダ・バルカル共和国(11.4%)、北オセチア共和国(10.5%)、アルタイ共和国(10.7%)も10%を超えた。
一方でモスクワ(1.2%)とサンクトペテルブルク(1.3%)は事実上の完全雇用となっている。ヤマル・ネネツ自治管区(2%)、ハンティ・マンシ自治管区(2.3%)、チュクチ自治管区(2.4%)、モスクワ州(2.8%)、タタルスタン共和国(3.3%)、ヴォロネジ州(3.5%)、カルーガ州(3.6%)、ノヴゴロド州(3.6%)、ブリヤンスク州(3.7%)も低率だ。
4月の平均賃金は4万7,020ルーブル(約651ユーロ)で、前年同月から6.9%上昇した。(1RUB=1.70JPY)