ロシアがバルト海に面した飛び地のカリーニングラード州に大水深港を建設する。現地紙『コンメルサント』が先ごろ報じたもので、すでにプーチン大統領が計画を承認した。総事業費は31億ドルを超える見通しで、うち4分の1を政府が助成する方針。
カリーニングラード市近郊のピオネルスキーに貨物取扱能力4,800万トンのハブ港を建設し、付随する鉄道や道路などを整備する。アンドレイ・ベロウーソフ大統領補佐官によると、9月1日までにハブ港の具体的な建設計画を策定する予定。
ロシアのアナリスト、ブルミストロフ氏は同事業について、政府の助成があったとしても投資家を見つけるのが難しい可能性があると話した。
同計画については既に10年以上前から検討されてきた。ピオネルスキーではすでに旅客及び貨物ターミナルの建設が開始されている。