独自動車部品大手のコンチネンタルは14日、ルーマニアのヤシ拠点拡張に2,700万ユーロを投じると発表した。エンジニアリング事業の強化が目的。来年3月の完工を目指す。
拡張後の新社屋の延べ床面積は2万1,000平方メートル。最大で1,700人のワークスペースを設置できる。また、社内で開発した製品を試験できる設備を整える。
ヤシ拠点の従業員数は2006年の30人から昨年末までに1,900人強へ増加した。
コンチネンタルは1999年にルーマニアへ進出以来、総額16億ユーロを投資している。全事業部門で現地子会社を展開し、6都市で7つの工場と4つの技術センターを運営する。また、ブカレストではタイヤ販売センターが稼働している。
さらに、ヤシに独照明大手オスラムとの合弁事業拠点を持つほか、スラティナではベルギーのベカルトとタイヤ補強材のスチールコードを合弁生産している。